百草へは下見も兼ねて、何度か訪れました。
古い日本家屋に入るとそこには
土間のひんやりとした空間があり、空気が一変する。
黒く光る板の間のキシキシという音、
大きな畳の間には、仏間と言われる閉鎖された薄暗い空間が鎮座する。
一番奥まで進むと、そこには小さな茶室。
建具の古くて手入れの行き届いた風合いも、
簾を通る外からの日差しの柔らかさも、古いソケットのノスタルジックな趣も、
どこまでも美しいのです。
畳の端に、所在無げに座ってみると、
懐かしさを伴った落ち着いた気持ちになります。
そうして見る、展示品は、どこか
子供の頃の夏休みのように、楽しげでもあり
古い由来に対する、畏怖のようなものもまとっているようにも思うのです。
百草の空間の為に、オブジェの制作をしました。
畳や、板の間に、しっくりと馴染んでくれるといいのですが。
12日から始まる展示作業で、どんなイメージになるか、これからが楽しみです。
気軽に身に着けて欲しい、
新作のちょうちょ・ピンは、淡水パールのキャッチで。
ギャルリ 百草 展示期間
2013年7月13日(土)-8月4日(日)
PLANT / PLANT
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