百草の展示も、あと1週間となりました。
ちょうちょの揺れるオブジェは、三宿の工房で制作しました。
ちょうちょの飛び方って、
ある時、ぴょっ、と跳ね上がる感じがして
ひら ひら ぴょっっ
みたいな、不思議なリズムがありますよね。
そんな一瞬をとらえた写真を何枚も見て、
ちょっとした羽の角度や、
留まる瞬間におしりが丸まる感じとかも、
蝶らしいフォルムをじっくり観察していました。
まるで夏休みの自由研究ですが、
こちらはさらにその研究から、実際に木槌などで真鍮を叩いて曲げて行きます。
研究通りに羽に角度をつけると、本当に、まるで飛んでいるかのようなフォルムになるのが
実に興味深いです。
当たり前と言えば、当たり前なのですが。
机上の研究が、実践にも効果があった喜びを、プチ研究家気取りで体験していました。
ちょうちょを立てる台座も真鍮でできています。
やはりここは、ジュエリー屋らしく、ジュエリーを磨くのと全く同じ工程で鏡のようにピカピカにしてから、
ほどよい使用感を演出しています。
ピカピカの面を覗いてみると、 ふわふわと飛ぶちょうちょの群れが写りこんでいました。
ファインダーを覗くといつも、現実の中の少しのひずみにタカラモノを見つけてしまうので
まるで冒険をしているみたい。
肉眼ではほとんど見えない鏡の向こうのちょうちょ、
百草も写真OKですので、ぜひ覗いてみてください。
百草
http://www.momogusa.com/temp/temp2013/temp1307shokubutunojikan.html
0 件のコメント:
コメントを投稿