スイスのバーゼルに行ってきたのは今年の6月でした。
PLANT / PLANTをヨーロッパで紹介することが一番ですが、
そこで感じる街の空気感、ファッションのトレンド、ジュエリー店のディスプレイや
パン屋さんの包装紙まで、たくさんのものを吸収してくることもまた大切なこと。
特に思うのは、ヨーロッパの人の鮮やかな配色センスです。
そもそも、お店に並んでいるものの発色がとにかく綺麗。
それを日常として育ったヨーロッパの人たちの
色のセンスがバツグンに良くなるのは当然かもしれません。
そんなヨーロッパのファッションの世界を、少しだけ紹介したいと思います。
20代から30代くらいのガールズファッション。
上下のボリューム感のバランスも、とてもよくわかってるなーと思わせます。
重くなり過ぎない黒の使い方にはいつも感心します。
こちらはカップルでファッションを合わせている様子。
もしかしたら、彼らは意図していないかもしれませんが、
絶妙に二人の配色やムードが合っています。
40代~50代くらいでしょうか。
世代が違うとどうしても若者よりもスタイルは負けます。
でも大人にしかできない、上質なファッションにたどり着いてる感じがします。
選ぶ靴の美しさにも注目です。
そして、最も見ごたえがあり、日本ではなかなか見られないのが
60代以上の攻めたファッションニスタたち。
きっとヒールも履けないし肌もだしづらくなるでしょう、でもそこはかとなく粋に攻めたファッション。
こんな雰囲気をまとえるおばあちゃまになりたいな、と思わせてくれます。
大人なカップル、男性も手を抜きません。
パートナーの鮮やかなドレスと、胸のチーフの色が合わせてあったり、
お互いを全身でコーディネイトしていることがはっきりとわかります。
ヨーロッパの人たちのファッション、どう思われたでしょうか。
彼らはみな、美術が好きで、
ただアートを見に来る観客もいれば、美術館員のひともいて様々な職業についています。
ファッション関係のお仕事をしている人は、むしろ少ないのではないかと思います。
だからこそ、圧倒されます。
個々人が、さりげなく自分のファッションを知っていて、とても素敵に飾っていることは、
ぜひ見習いたいところです。
おまけ。
日本だって、素晴らしい配色センスを持っていますから、
できないことはないと思うのです。
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