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8.23.2015

バーゼル・アートフェアって こんなところ



PLANT / PLANTにたびたび登場している

バーゼルは

時計、ジュエリー、アート、の世界的な展示会が開催されることで有名なスイスの街です。


6月はアートバーゼル、といって現代アートの展示会シーズンにあたります。


ヨーロッパ最大級、というより世界最大といえるこのアートの展示会。

いったいどんな展示会?


少し中に潜入してみようと思います。



あまりに大きな展示会なので、いくつかの建物に分かれています。

ここは『Unlimited』と呼ばれ、

その名の通り、制限なし、問答無用の巨大アートが展示されています。


アイウェイウェイ



ダンフレイヴン


スクリーンを設営しての映像作品も多く、会場のスケールが規格外。

この『Unilimited』を映像も含めて全部見ようと思ったら、1日めいいっぱい使うくらいです。



やっとたどり着いたメインの会場は、入口から大混雑。

みなさん開場する前の早朝に、コーヒーやシャンパンを片手に

まだか、まだか、とドアが開くのを待ちます。




開場と同時に、みなさんお目当てのブースへ向かいます。

お目当てのアーティストの作品があるひとは、特に、急がないと。





なぜなら、

ここにあるアートは全て、売っているもの。



世界中からギャラリーが集まって、今一番いい、のってる、これからくる、アート作品を発表。

それを目指して、世界中のアート愛好家たちが買いに来るのです。


だから、みんな真剣。


売る方も、どうやって展示したらかっこいいだろう、と頭を悩ませ、

買う方も、どっちのアーティストにしようか、

大きな作品を1点にするか、小さいのをまとめて買うか・・・

お財布と相談しながら考えています。



名前は知らないアーティストだけど・・・

こんなのお部屋にあったらいいなー なんて思う作品から、







誰の作品か分かりましたか?




上から、ピカソ、シャガール、カルダ―、ミロ、です。


もちろん、どれも買えますが、SOLD OUTのものもちらほら。


勇気を振り絞って、上質なスーツに身を包んだギャラリストにお値段を聞くこともできます。


ひとつ、いえることは、

”手に乗るほど小さくて可愛らしいカルダ―”で、郊外に家を建てれるくらい。




それでも、まだ、だれもが知ってるアーティストの作品が、

そのくらいで買えるなら、お得と考える人もいるでしょう。



どうです?この作品。

天井から、何かプラプラ吊られてるなーと思ったら・・・・

ホンモノのカタツムリでしたよ。




これなんて、

公園にあるすべり台で、つくりもののサケが血を流してしんでましたよ。



謎が深まるばかり。。。





この小さなガラスの箱も、有名なアーティストの作品ではありますが、


みなさん、この小箱を前に


どんな議論を交わされているんでしょうか・・・。


毎年、こんな光景がそこかしこに広がる、アートバーゼルなのでした。



ART BASEL 公式サイト
https://www.artbasel.com/





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