パリのサンラザール駅から電車とバスを乗り継いで、1時間半ほどでジヴィルニーへ。
ジヴィルニーのバス停からとぼとぼと、15分ほど歩く、その道すがらには
古くからの別荘地といった様子で、大きなお庭のある素敵な家が垣根の向こうに見える。
モネの庭の絵はあまりにも有名だけれど、
そうか、こんな別荘地の雰囲気だったのか・・・優雅で豊かな老後だったのだなぁ、なんて
思いながら、期待を膨らませてゆく。
モネのお屋敷はすっかり蔦と花々に覆われていて、
絵の頃と同じ景色ではないけれど、当時のままに庭に花を植え、管理しているのは凄いことだ。
ちょうどバラの季節の終わりごろ、芍薬の花が盛大に咲き誇っていました。
それにしても、いったい何種類の花々を育てているのだろう・・・
お花に夢中になっている人々を避けて、睡蓮の池へと急ぐ。
どこを撮っても、まるでモネの絵のような画になるのだから、
カメラを握りっぱなしになる。
”日本橋”は、うっそうとした藤の蔦に絡まれながら、健在だった。
藤の花が咲くころに来たら、さぞかし美しいだろうな・・・
うっそうとした蔦も、苔むした木も、まさかこんなにも後世まで大切にされているとは、
モネも想像していただろうか。
モネが見たであろう景色をもって、サンラザール駅に帰ります。
Fondation Claude Monet
http://www.fondation-monet.com/jp/
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