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4.21.2012

ペアシェイプ・アクアマリンとオニキスのネックレス



驚くほど大きなペアシェイプのアクアマリン.


Sさまがお持ちになった宝石はどれも、私の予想を超えた素晴らしいものばかり.

そんな、まさに ”プレシャス” な宝石を前に、どんなジュエリーにしようかナ、と考えます.



この大きさですから、ジュエリーもかなり大振りなものになります.

それでも、

この瑞々しい透明感を そのままあらわしたような、軽やかなネックレスになるよう デザインしました.






唯一、

大きな石ゆえに、テーブル面から下が透けて見えてしまうという問題点も.


そこは職人の知恵もお借りして・・・透けても美しい石枠をつくることにしました.


どうでしょう.

石に深みも出て、とってもいい感じに仕上がって一安心です.






アクアマリンとホワイトゴールドの組み合わせは、

王道ですが裏切らない美しきコンビです.


そこへ あえて、黒い石を合わせて、クラシカルになりすぎず、モードな印象に仕上げます.


お客様のご要望で、マットなオニキスをセレクト.

ぐっとモード感がアップしました.








フォトジェニックすぎて、何枚も、何枚も夢中で写真を撮ってしまいます.


デザインの段階から、

どんなお洋服に合わせようかしら、と楽しみにしてくださっていましたが

お渡ししたときに さっ と、そのまま着けてお出掛けになった様子がとっても素敵なSさまでした.



4.12.2012

植物、研究?




たとえば 


スイスの小さな町の朝市で.


ハーブ棚に並んだ8フランの値札と、曲線のシルエットが繊細な葉っぱは


ぐっとくる組み合わせなのです.







たとえば


パリの植物園でみつけた、


マメ科の葉みたいな葉っぱをいっぱいに茂らせた木、デカリー.


よーく見ると、葉柄(ようへい)といわれる茎の部分も細い葉になっているのです.


細かいところまで ”よくできてる感”に、やっぱり ぐっときちゃうのです.






たとえば


これでもかと茂っていたプラチーナの群生.


植物らしからぬ、瑞々しくない質感もイイ、


伸びる葉が 絶妙に均衡を保って 空間を埋める感じもイイ.







学術的な植物研究所は どこへやらと飛んでしまい、


世界のあちこちに行っては、


ついつい かたちの完成度に惚れ込んで、追いかけてしまうのが


PLANT/PLANTなのです.



4.02.2012

PLANT / PLANT と うま


PLANT / PLANTには、馬が ひっそりと、どこかに隠れています.


どこか未開の地へ、植物を採集しに行くには欠かせない相棒ってことで.

大事な脚です.



うま  自転車  電車  飛行機  ロケット 


いつもつい気になるものを並べてみたら、不思議とそれは遠くの場所へ連れていってくれる乗り物でした.


未開の地という響きだけでもわくわくしますし、

見たこともない景色を見に行くことは、今も昔も変わらず、至上の贅沢だと思うのです.


もう何十年かしたら、ロケットが相棒になっていたりして.

そんな日が来たら夢のようですけど.


いまは一先ず、馬で遠くへと冒険していた人たちへ

思いを馳せてみることにします.