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6.08.2017

太宰府天満宮、現代アートへの誘い


岩田屋でのイベントで福岡に来ました。

設営、初日、とバタバタとイベントがスタートして2日目。

少し早起きをして、太宰府天満宮へお参りに来ました。



新緑の5月、

あまりにも、晴天、

もうこれだけで来てよかった。



一番の目的だった、『ライアン・ガンダー展』

東京でも見た作品に加え、この宝物殿ならではの展示が見れて

太宰府という歴史の重みの中で見る、現代アートというおかしみも

ライアンのコンセプチュアルなアートにじわりと合って、とても良い展示です。


宝物殿を出て、散策路に入ると、岩に刺さった松葉づえ。

これはサイモン・フジワラによる恒久展示の作品。

何も知らずに通り過ぎたら二度見します(笑)


むかし、むかしの頃から、文化やアートを脈々と支えてきた太宰府天満宮は

21世紀になった今でも変わらずに、同じように、文化やアートを発信している。

こんな場所で現代アート? 違和感? 

いえいえ、

掛軸や陶器のコレクションと同じ、人のつくりだす美と知の歴史を見ているだけなのだと、

なんだか妙に納得してしまうのです。




太宰府天満宮の方に案内していただき、山を車で5分ほど上がったところにある

竈門神社(かまどじんじゃ)へ連れて来てもらいました。

山の下を一望できるここには、天まですこーんと抜ける空に、巨木がそびえ立つ。

あまりにも、神さまのパワーがありすぎて(笑)圧倒されてしまいました。




縁結びの神様だそうですが、恋人との縁結びだけでなく、

本来は人と人、魂を繋いでくれる神さまなのだそうで、迷わず

スタッフと、一緒に出店しているデザイナーと、全員にご縁のお守りを。

初めての福岡でのイベントで、たくさんの素敵な人と出会えますように。

一緒に写っている赤い鳥は、ウソ(鷽)のおみくじ。

鷽替え神事という特別な神事にまつわる、鷽型おみくじです。

それにしても可愛いので思わずお土産にしました。



太宰府のどこか異質な空間に入り込んだ感覚は、

その巨木の立ち姿からも感じられる。

こんなに大きな木が乱立している空間が他にあるだろうか、というくらいに

立派な木があちこちに。

いつまでも、ぶらぶらと歩いていたいと思いつつ・・・お昼時にもなると

たくさんの参拝者が訪れるので、早朝のあの荘厳な雰囲気とはまた違う顔になる。

そろそろ、岩田屋に戻る時間です。

後ろ髪を引かれながら、現代社会にもどらなくては。


太宰府天満宮 HP
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/


『ライアン・ガンダー展』
7月30日まで。詳細はこちら
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/art/houmotsuden/hall3


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